考えなしの行動?(2009, ジェーン・フルトン・スーリら)

師匠の授業で紹介され、久しぶりに見返した。表紙の絵のように、荷物をたくさん持っているのに財布からお金を出さなければいけない時、荷物の一部を口でくわえたことがある人はたくさんいるだろう。本書では、日常生活におけるこのような一見「考えなし」にしている行動は、人びとのニーズを示すものだと考える。さまざまなモノの組み合わせによって構成される「環境」に、人びとはどのように働きかけているのだろうか。丁寧な「人間観察」をすることは、すでにあるもののより良いデザインや、今はまだない新たなもののデザインを発想するためのきっかけを生み出す。