バニラ・スカイ(2001, キャメロン・クロウ監督)

息が苦しくなる映画だ。

事件、事故、病気、怪我…。ある日突然、自分、あるいは大切な人に何かが起こって、一瞬にして状況が変わってしまうことがある。じわじわ静かに起こる「老い」のような変化ではない、突然の変化をどう受け入れ、対応すればいいのか。過去の「良かった頃」の記憶は、誇りの源になることもあるが、落胆ももたらす。過酷な現実から救われるには、「夢」を見て、その中で生きるしかないのか。大いなるフィクションの世界の中で、考えさせられる。

人はいつでも出直すことができる。

そう信じて生きろというのが、本作のメッセージだろうか。

ストーリーとは関係ないけど、出演しているトム・クルーズ、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアスが、若い!16年も前の作品なのだから当然だ。逆に、彼らが今も第一線で活躍していることに驚くべきだ。