セッション(2014, デイミアン・チャゼル監督)

今話題の映画『ラ・ラ・ランド』の監督による本作は、一流のジャズドラマーを目指して音楽学校に入った青年ニールマンと、彼を指導する鬼のような教師フレッチャーの間の、狂気に満ちた師弟関係の物語だ。フレッチャーの考え方は、理想の音楽をつくりあげるためなら、何を犠牲にしても構わない、ぐらいの音楽至上主義。厳格で冷徹な指導の様子は、見ているだけで息がつまる。その彼に食らいつき、彼を超えていこうとするニールマンを見ながら、師とは何か、一流になるにはどうしたらよいかということについて考えさせられる。ものすごい緊張感のある鍛錬を乗り越えた先にある世界を垣間見て、自分がやるべきことに向かう気持ちをあらたにした。