SING シング(2016, ガース・ジェニングス監督)

母が観たいというので、一緒に観に行った。自分が観たいと思っていた映画でなくても、家族や友人から誘われたら観に行くようにしている。多様な作品との出会いの可能性が広がるのは良いことだと思うから。

『ズートピア』と同じく、さまざまな生き物を擬人化することで、人間社会の多様性、その中でいかに生きるかを描いている。本作では、困難、恐怖、挫折を乗り越えて、音楽やショーの世界で輝くという夢を叶えることがテーマだ。参加している声優陣(俳優や歌手)が豪華で、キャラクターたちが繰り広げる音楽パフォーマンスがにぎやかでたのしくて、単純に元気が出る。偶然にも、最近ちょうど、10数年ぶりにギターを弾き、仲間と歌を歌う機会があった。たいしたことはできないのだが、それでも無心で練習して迎えた「本番」の高揚感は、「生きている」ことの実感に満ちた、味わい深いものだった。