ブルージャスミン(2013, ウディ・アレン監督)

金融のプロとして活躍する男と結婚し、裕福に暮らしていた主人公のジャスミンが、夫に裏切られ財産を失った後の生活を描いている。生活水準の急落を受け入れられず、精神を病み、人生をどう立て直せばいいかわからずに苦悩するジャスミンの姿を、ケイト・ブランシェットが見事に演じている。結局は、誰かとの出会いや運で自分が変わることを期待していても、永遠に幸せになることはできないということを見せつけられる。

こんなにも女性の心理を繊細にリアルにとらえることができるウディ・アレン監督は、やはりすごい人だと思う。多くの女性との交際歴もそうだが、ものすごい観察力が、こういう作品を生み出すことを可能にしているのだろう。