Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書(2017, 清水淳子)

「グラフィックレコーディング(GR)」には、以前から興味を持っていた。著者である清水淳子さんが、知人が関わっているイベントに登場されてGRを実践された様子を見たことがきっかけだ。会議やミーティングが、グラフィックによる記録によって活性化し有意義なものになる。さらには、その記録が後から成果を第三者に波及させるツールにもなる。これまで私は、文字、写真、映像による記録には取り組んできた。しかし、それらは基本的に清書したり編集したりして、後から「完成」した状態で第三者と共有するためのものだ。これに対してGRは、人びとの対話や議論をリアルタイムでグラフィックによって可視化していく。対話や議論を理解した上で、それを即座にタイトルやキーワードとともにグラフィックで表現するには、複雑で高度なリテラシーが必要だ。本書を読むことで、そのリテラシーを身につけるための基礎を習得することができる。早速、書かれたことを参考/手本にしながら、GRの練習をしてみたが、たのしい。日頃スケッチブックを持ち歩きいろいろメモしているが、今後はGRを導入してみようと思う。