ヒア アフター(2010, クリント・イーストウッド監督)

英語で「ヒアアフター(hereafter)」は、来世や未来といった意味がある。本作は、来世、つまり死後の世界がテーマだ。死後の世界を1度見た女性、死後の世界を見たい男の子、死後の世界とやりとりできる男性。3人はそれぞれに違った背景・理由から、死後の世界に対してただならぬ思いを持っている。この3人の物語がそれぞれに進行する。

死後の世界というと、カルトやスピリチュアルな話と結び付けられやすく、なんとなく怪しげなイメージがつきまとう。本作はそういうイメージを上手に退けながら、生きることと分かち難く結びついている「死後の世界」について考えること、「死」を受け入れることの意義を教えてくれる。