ホリデイ(2006, ナンシー・マイヤーズ監督)

もはや10年以上も前の映画ということに驚いた。本作は、まったく異なる場所で、異なる仕事をして暮らしていたふたりの女性が、互いの自宅を一時的に交換することで、人生のスランプとも言える時期を脱していく話だ。ホテルなどの宿泊施設ではなく、誰かが暮らしていた家に滞在することによって、その人の生活を構成しているさまざまなモノや、人びととも出会いつながることになる。まるで留学でもしたかのように、新しい世界と出会うことができる。2008年に設立されたAirbnbによるいわゆる「民泊」のマッチングサービスが世界的に利用されるようになり、今では「誰かの家に滞在する」という行為がそれほど珍しくなくなったけれども、公開当時にこの映画が観た時はとても新鮮で驚いたことを思い出した。