2017年10月25日(水)放送 おはよう日本「『一帯一路』を活用せよ 華僑の戦略」

「一帯一路」について、ちょうど今週の大学院の授業でも話題に出た。「一帯一路(Belt and Road)」は、2014年に習近平総書記が提唱した経済圏構想だ。ユーラシア大陸を通ってヨーロッパまでを鉄道で結び(一帯)、東南アジア・中東・アフリカ、そしてヨーロッパまでを海路でつなぎ(一路)、そのルートの主導権を握ることで、中国が巨大な利益を得ることを画策している。この「一帯一路」で重要な役割を果たすと考えられているのが、中国から各国に移住した「華僑」や「華人」と呼ばれる人びとだ。移住先の国や企業と中国との間をつなぐことを期待されている。「華僑」や「華人」の人びとは、中国への失望感を持って国を離れたケースも多いだろうが、「一帯一路」構想の中では中国と戦略的に関わることによって、富を得られる可能性もある。国家という枠組みを超えて動く移民・移住者の、新たなリテラシーや実践について注目していきたい。