扉の向こう (2004, テレビマンユニオン制作)

エレファントカシマシの曲が好きだ。ライブに必ず行くとか、追っかけのようなことはしたことがない。いくつかとても好きな曲があり、何度も何度も聴いた。会社員だった頃は、毎朝、会社の最寄駅から会社までの間の徒歩10分間、『悲しみの果て』を爆音で繰り返し聴くのが習慣だった。それをすることで、いろんな不条理を受け入れて、その日1日を乗り切ろうと、自分を奮い立たせる力が湧いた。そういう力を与えてくれるエレファントカシマシの曲が、どのようにして生み出されているのか、このドキュメンタリーによって垣間見ることができた。宮本浩次が、今の私と大して変わらない歳の頃、どのような思いで、態度で、音楽と向き合い、音楽を作ってきたのか。音楽に全身全霊を捧げているように見えた。魂を感じた。周りから見たら狂気に感じられるほどの執念と気迫を持ってこそ、何かを成し遂げることができるのだと思った。