超絶記録!西山夘三のすまい採集帖(2017, LIXILギャラリー)

建築家であり建築計画学の研究者として、日本の庶民が暮らす住宅の改善に取り組んだ西山夘三が残した記録の展覧会を観てきた。子どもの頃は漫画家を目指していたということで、中学時代には漫画を模写したり自作したりすることで、観察眼や画力を身につけたようだ。その後、人びとの「住み方」を調査するにあたっては、今和次郎に憧れを持っていたというだけあって、フィールドワークによる徹底した観察と記録を実践した。膨大で詳細な調査記録に圧倒された。望ましい生活空間はどのようなものなのか。それを明らかにするために、生涯を研究に捧げた生きざまに、ただただ尊敬の念を抱いた。