フィールドワークと映像実践:研究のためのビデオ撮影入門(2013, 南出和余・秋谷直矩)

本書には、フィールドワークに映像を用いる上での、基本的な考え方や方法が凝縮されている。入門書ということで、とても丁寧にわかりやすく説明されており、研究で映像を使いたいと思っている人が最初に読むのにおすすめだ。ページ数が少ないながらも、映像を使うことの意義、映像を使う上での注意・倫理的な問題、映像を使うことによる可能性の広がりなど、重要な議論がつまっている。研究に映像を用いるようになって何年も経つが、手元においておいて、時々、重要なことを忘れていないかを振り返るようにしている。

何のために、誰に向けて、どのような視点と立場から記録するか。

特にこの問いは、いつも頭の中に置いておきたい。