2017年12月6日放送おはよう日本「人を貸し出す図書館 “ヒューマンライブラリー”とは?」

「ヒューマンライブラリー」は、デンマークで生まれた「人を貸し出すこと」を目的とした図書館だ。社会的に「マイノリティ」と認識されている人びと(障がい者、ホームレス、LGBTなど)が「本」の役割を担い、「読者」と対話する場としての「図書館」で出会う。この活動は、世界の70ヵ国以上に広がっているという。日本でも2008年からこの活動を実施する人びとが現れ、今年に入り、全国の研究者や実践者が交流するための日本ヒューマンライブラリー学会設立されたそうだ。「ヒューマンライブラリー」が開催された時の様子が紹介されたが、「貸し出し時間」の30分の間に、「読者」はさまざまな質問をざっくばらんに「本」となった人に投げかけていた。それに対する応えを受け止めるプロセスで、それまで持っていた「思い込み」「不安」「偏見」に徐々に変化が生まれているようだった。「図書館」に見立てることで、ふだんは出会ったり、対話したりする機会がない人びとがつながりやすくなる。「図書館」のように、人びとがすでに親しんでいる仕掛けを、上手に応用した場づくりについて考えてみたいと思った。