WIRED (ワイアード) VOL.30 / 特集「Identity デジタル時代のダイヴァーシティ 〈わたし〉の未来」(2017, コンデナスト・ジャパン)

最近、國分功一郎氏と熊谷晋一郎氏による「当事者研究」に関する論考に興味を持ち、文献を集め始めていたのだが、本誌にも特集記事が掲載されていた。

アイデンティティとは、「傷」です。生まれてくること自体が「傷」を追うこと。傷の総体が性格を形作っていくのです。

という國分氏のことばや、その「傷(=予想を裏切る新しい経験)」を傷まないものにするためには、他者と対話することで「物語」にする必要があるという熊谷氏のことばは、私の研究の力強い支えになりそうだ。「物語」を生み出すことをシステマティックにやることが、「当事者研究」になるということ。この部分について、ふたりの他の文献も読みながら、整理して、自分の研究に取り入れたい。