スープと煮込み ―心と体をあたためる、一生モノのレシピが見つかる。(2015, 渡辺麻紀)

寒くなってくると、幼い頃に観たアニメ『スプーンおばさん』の中の、スープを作って食べるシーンを思い出す。壺のような容器に入れられたスープに憧れた。調べてみると『スプーンおばさん』の原作は、ノルウェーの童話だった。北欧の厳しく長い冬には、スープが欠かせない。そんなことを考えていたらスープのレシピが欲しくなって、本書を買った。本書には、底冷えする冬に食べたくなるスープや煮込み料理のレシピが多数掲載されている。和・洋・中、さまざまな国や文化圏で親しまれてきた鍋料理が出てきてたのしい。ポタージュのように具材をつぶしてクリーミーに仕上げるスープもあれば、野菜や肉、魚をゴロゴロとそのまま入れる煮込みもある。一冬の間には、とても試しきれない。「早くおうちに帰りたくなる」というコピーがぴったりの本だ。