A World of Artist Journal Pages(2015, Dawn DeVries Sokol)

世界30ヵ国から230人のアーティストの日誌を集めてまとめたものだ。いわゆる「作品」とは異なる、アーティストの日常的な創作活動の軌跡を垣間見ることができる。本来は見ることのできない、他人のプライベートな記録を見られておもしろい。それぞれの日誌の表現に使われている色、素材、技術は実に多様だ。感情とエネルギーを感じる。私たち人間の創作活動の研究室で師匠からスケッチブックを支給されるようになってから、ほぼ毎日持ち歩いて記録をしているが、私の場合ほとんどがテキストだ。アイディアの記録、表現の仕方の幅をもっと広げたい。紙に直接書くこと/描くことの意味や価値を考えさせられる。本書には何人かのアーティストのインタビュー記事も載っている。ひとりのアーティストが、アドバイスとして「一番重要なことは、とにかくコンピュータから離れることだ」と答えていた。通信機器を家に置いて、スケッチブックだけ持って出かける時間を作りたい。