感情類語辞典 (2015, アンジェラ・アッカーマン&ベッカ・パグリッシ)

小説や脚本を書く人を主なターゲットとして書かれた本だが、人びとの暮らしについて調査・研究して記述するエスノグラファー(研究者)にも役立つ本だ。

人間とは「感情の生き物」であり、それゆえに感情は私たちを駆り立てる。感情が私たちの選択を左右し、私たちが一緒に過ごす相手を決め、私たちの価値を決定するのだ。それだけでなく、感情はコミュニケーションを刺激し、人と重要な情報や信念をシェアすることを可能にしてくれる。

本書は、人の生活の中心にあるとも言える「感情」をどのように表現しうるかを、実に多様な類語/言い換えを提示することで考えさせてくれる。手元においておいて時折ながめるだけでも、文章の書き方が変わる気がする。