リミットレス(2011, ニール・バーガー監督)

主人公の男は若手の作家だが、だらしない生活を送り執筆が進まず、作品を生み出せないまま日々を過ごしていた。部屋にはゴミが溜まり、恋人には捨てられ、人生はどん底だと思っていた。しかし、久しぶりに再会した昔の恋人の弟からもらった「脳を100パーセント活性化させる」という新薬を飲んで、彼の生活が180度変わる。頭が冴え、あらゆる情報を吸収し、過去の記憶とも組み合わせながら、物凄いスピードで物事を理解したり予測したりできるようになる。やる気と自己効力感がみなぎってくる。人生が好転し始める。しかし、それはすべて薬の力で起きていることだ。薬を飲み続けるとどうなるのか。薬をやめるとどうなるのか。それらの「問題」と向き合わざるを得ない時がくる。人間の欲望や弱さを徹底的に見せつけられた気がした。