哲学大図鑑(2012, ウィル バッキンガム)

著名な哲学者、思想家たちを誕生年順に並べ、ひとりひとりが展開した議論を整理・要約してわかりやすい図やイラストを用いながら紹介している本だ。紀元前の古代世界に始まり、現代に至るまで、活躍してきた100人以上の哲学者・思想家が登場する。もちろん最初から通して読めば、歴史的な変遷が理解できてよいのだが、気になるところだけ読んでも楽しいし、辞書的に手元においておいて、他の本で哲学者の名前が出てきたときに調べるのも良い。ただあくまでも、ここに書かれている内容は、この本の著者による解釈・要約なので、それぞれの哲学者・思想家が書いた原文を読んでみたいという気持ちになる。原文にたどりつくための道標、地図として使える本だと思う。この「大図鑑」、政治学、経済学、心理学、宗教学などさまざまな学問のバージョンがあるので他も見てみたい。