コンファメーション(2016, Rick Famuyiwa監督)

日本では未公開だった映画だが、Amazon プライムで観ることができた。アメリカのクラレンス・トーマス最高裁判官が、1991年当時に大統領からの指名を受けたあとに、セクシャル・ハラスメント(セクハラ)で訴えられたことによって全米の注目を集めた指名公聴会を題材にした作品だ。セクハラを訴え出た女性は、かつての部下で、大学で法学の教授を務める人物だ。映画の中で描かれている双方の主張を聞いていると、だんだんとどちらの主張も説得力があり、もっともらしく思えるし、違うかもしれないとも思える点がある。果たしてセクハラはあったのか、なかったのか。明確な「証拠」がないなかで、「真実」が見えない。「真実」や「正義」が成立することの難しさを感じた。