2018年4月12日放送おはよう日本「「みなし仮設」で孤立死が相次ぐ理由」

大規模な災害が起きて自宅に住めなくなった人たちが住む場所として、プレハブ型の「仮設住宅」と、民間の賃貸アパートなどを行政が借り上げる「みなし仮設」がある。仮設住宅の場合、同じ地域で被災した人びとが同じ区画に集まって、生活をスタートさせることが多い。住宅としての頑丈さやプライバシーの問題があるとはいえ、被災した人びと同士のつながりは生まれやすい。みなし仮設の場合、プライバシーが保たれたしっかりした住居であるという利点の一方で、同じように被災した人びとと同士のつながりは生まれにくい。みなし仮設では、孤立死が相次いでいるという。行政で定期的な見守り支援をしようにも、みなし仮設の場合は住居が点在していて、職員が頻繁に網羅的に訪問するのは不可能だ。かといって電話で離すだけでは実態が見えにくい。被災者の交流会でバラバラに住む被災者同士のつながりを生み出したり、みなし仮設の住人が地域のコミュニティに入れるようにする取り組みが始まっているようだ。先日ベルギーの小さな町での移民への取り組みとして紹介されていた「バディ制度」も参考になるのかもしれない。「被災者」への支援という視点で考えるのももちろん大事だが、被災者に限らず「移住者」と地域をつなぐにはどうしたらいいかという視点で考えてみると発想が広がるかもしれないと思った。