2018年5月17日神奈川新聞「照明灯」

アメリカ映画界でのセクハラ報道を機に広がっている、セクハラ被害について声をあげる「#MeToo」運動を学術的に議論した論文が紹介されていた。論文が掲載されているのは、『Harvard Business Review 2018年6月号 特集:職場の孤独 企業に広がる“病”にどう対処するか』。論文の紹介の中で「規範カスケード」ということばが出てきた。ある「規範」が誕生し、伝播され、内面化すると、その後雪崩的に規範が広がることを「規範カスケード」と呼ぶらしい。今でいう「セクハラ」が「セクハラ」として認識されなかった時代から、女性が社会進出して「セクハラ」に対して声をあげられる時代に変わった。まさに「規範カスケード」が起きていると見ることができるということだ。論文本体も読んでみたい。