The Social Life of Small Urban Spaces(1980, William H. Whyte)

都市のさまざまな空間において、人びとがどのようにふるまい、社会生活を送っているか。ウィリアム・H・ホワイトは、カメラを用いた定点観測を積み重ね、分析し、都市空間のデザインを批判し、新しい見方を提案した。今やスマートフォンを持っていれば、簡単にタイムラプス動画を撮影できるが、当時は簡単なことではなかった。彼が限られたテクノロジーを駆使して、タイムラプス動画を撮影し、人びとの都市での移動の仕方を記録したことがわかる。この作品はその研究をまとめたドキュメンタリーだ。彼は都市での人びとの行動観察にもとづいて「ダウンタウンの魅力をつくるのは都市に住むのが好きな人々である」と宣言するなど、建築家や都市計画の専門家とは異なる社会学的な視点から、都市論を展開した。