2018年5月24日放送おはよう日本「“若年性認知症” 支援コーディネーターに密着」

先日放送されて見逃していた特集を再放送で観ることが出来た。65歳未満で発症する「若年性認知症」の人びとの多くは、働き盛りで仕事をしたいと希望していても、仕事を辞めざるをえない事態に追い込まれる。全国で4万人いるとされる患者を支えるために、3年前から各地で設置された「若年性認知症支援コーディネーター」という専門員の仕事が紹介された。来島さんというコーディネーターの活動が取り上げられた。毎日、若年性認知症の当事者や家族の電話相談に対応する一方で、障害者雇用を検討している会社の情報が入ったらすぐに連絡を取って相談・交渉し、患者の就職を支援する。実際に来島さんの支援で福祉施設に就職した人の働く様子が映し出された。複雑な作業は出来ないが、事務の補助や福祉施設の利用者にお茶を淹れるなど、現場で必要とされる仕事をして、施設の人や利用者に喜ばれていた。来島さんが若年性認知症の人びとの就労支援への理解を求めて働く姿をみて、哲学者芦田宏直さんの言葉を思い出した。

人間の病気は、機械の故障と同じではない。病気が故障であるように見えるのは、たとえば、それが仕事の中断を意味したり、手足の機能が不全になったりするからであるが、仕事の中断が別の仕事の再生であることもいくらでもあるし、手足の不全が身体(手足)に依存しない別の生の再生であることもしばしばだ。