よくわかる現代家族(2009, 神原文子ら編)

2009年の初版を読んだが、調べたら第2版が2016年に出ていた。脱制度化、多様化が 進む「家族」をめぐるデータや議論が広範に紹介されている。家族社会学を学びたい人にとっては、大変わかりやすい入門書になると思う。異性愛結婚による夫婦とその子どもからなる「標準世帯」という家族モデルには限界があり、未来がないことをあらためて認識できる。伝統的な家族定義を見直して、 人びとの生活や、生き方の選択に根ざした家族論をどのように展開すればよいかを考えるためのヒントが詰まっている。