2018年6月15日読売新聞「難解な脳ドック報告書」

脳ドックを受けていたにも関わらず、その半年後に脳出血で倒れた男性の話が紹介されていた。彼は言葉が出にくいと感じることが増えて、脳に何か問題があるのではないかと思い脳ドックを受けていたのだ。脳ドックの結果は、難解な専門用語で書かれた報告書のみで知らされ、医師との面談はなかった。脳ドックの結果が医師との面談で渡されていれば、きちんと説明を受けて状況を理解し、さらなる精密検査をするよう指導され、脳出血を未然に防げた可能性があるという。機械的な診断だけでは、人を救うことはできない。

今後、画像による診断や判定だけであればAIが行う時代が来るかもしれないが、患者の理解度や心情をくみとりながら説明して、しかるべき次の行動をとらせるまで導くことまではAIにはできないはずだ。AIと人間のコミュニケーションの違いについて考えさせられる。