遊び研究の古典的名著。
カイヨワは、遊びについて次のような6つの基本的な定義づけをおこなった。
- 自由な活動
すなわち、遊戯者が強制されないこと。もし強制されれば、遊びはたちまち魅力的な愉快な楽しみという性質を失ってしまう。 - 隔離された活動
すなわち、あらかじめ決められた明確な空間と時間の範囲内に制限されていること。 - 未確定の活動
すなわち、ゲーム展開が決定されていたり、先に結果が分かっていたりしてはならない。創意の必要があるのだから、ある種の自由が必ず遊戯者の側に残されていなくてはならない。 - 非生産的活動
すなわち、財産も富も、いかなる種類の新要素も作り出さないこと。遊戯者の間での所有権の移動をのぞいて、勝負開始時と同じ状態に帰着する。 - 規則のある活動
すなわち、約束ごとに従う活動。この約束ごとは通常法規を停止し、一時的に新しい法を確立する。そしてこの法だけが通用する。 - 虚構の活動
すなわち、日常生活と対比した場合、二次的な現実、または明白に非現実であるという特殊な意識を伴っていること。
以上の6つの性質を挙げた上で、遊びの基本形態を、Agon(試合、競技)、Alea(さいころ、賭け)、Mimicry(真似、模倣、擬態)、Ilinx(うずまき)の4つに分類した。現代にあっては、こうした定義づけや分類が必ずしもあっていないのでは、と感じることもある。自分なりの定義ができるように考えてみたい。