はじめての言語ゲーム(橋爪,2013)

「言語ゲーム」とは、後期ヴィトゲンシュタインの思想の根幹を成す概念。

なぜ言葉に意味が生まれるのか?なぜ私たちは言葉で意味をやりとりしているのか・できるのか?この世界の根本的といえる問いに対して、ヴィトゲンシュタインは「我々は言語ゲームをしているから」という答えを提示した。

言語ゲームとは、こんな感じ。ひとりの石工(大工さん)がブロックを積んでいる。助手に対して「ブロックを取って」と言う。助手は、その場にあるものをとりあえず見せる。石工は首を振る。「それじゃない」。それではと助手は別のものをとる。これを続けていくと、いつかはブロックを取り、助手は「あぁ、これがブロックなのか」と理解する。これが私達が言葉に意味を構成する仕組みだとヴィトゲンシュタインは考えた。つまり、意味がそこにあるのではなく、実践の中に意味が生まれる、ということ。私たちは先人がすでにいる世界に産み落とされ、この言語ゲームを通じて意味を学んでいく。

橋爪大三郎(2013)はじめての言語ゲーム,講談社現代新書.

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