ニューヨークを拠点にインディペンデント系映画作品を撮り続けているハル・ハートリー監督の作品。原題は Meanwhile。
主人公のジョセフはアタッシュケース片手にニューヨークの街中を行ったり来たり。道が分からないドライバーに道を聞かれて丁寧に教えてあげたり、オフィスビルで商談したり、知り合いの家に泊まるために電話したり、はたまたジャズドラムの面接を受けたり。会社員ではなさそうだということは分かるが、職業はなぞのまま。お金はなさそう。詐欺師なのかとも疑ってしまうが、話し方といい、すぐ人に親切にしてしまうあたり、悪い人ではなさそう。物語は淡々と進んでいくが、なかなか目が離せない。
この映画のテーマのひとつは「日常」なのだろう。日常というものはおそらく、そのままでは面白いものではない。どんなことにも面白さを見出せるかが大切なのだ、なんて思った。特典映像の監督のインタビューを聞いてからもう一度見直してみたら、また別の視点から楽しめた。