her 世界でひとつの彼女(2014,スパイク・ジョーンズ監督)

いつの間にか3回見た。

主人公のセオドアは、ある日広告で見かけた新しいOSを自分のコンピュータにインストールした。「サマンサ」と名づけられたそのOS(ちなみに声はスカーレット・ヨハンソン)は好奇心旺盛で気が利き、主人公の相談にも乗る。傷ついていたセオドアはそんなサマンサに次第に惹かれ、サマンサもセオドアを意識し始める。すごいハッピーエンドもしくは絶望的なカタストロフィだったらどうしようかなと思っていたけれど、そのどちらでもなかった。

ストーリーもとても良かったのだけど、個人的には、セオドアが持ち歩く携帯電話(レトロな写真入れのような形)や、セオドアを取り巻く友達や職場の人たちや道行く人の服、コンピュータの形やアイコンなどのインタフェース、オフィスのデザインがとても洗練されていて心引かれた。色はパステルのようなやさしい淡い色彩が中心。時代ごとの政治的な動きは時として強い色で表現される(赤とか緑とか)。勝手な想像だが、政治的な対立のようなものがない穏やか時代としての未来が描かれているのだろうか。

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