Open design now: why design cannot remain exclusive (2011) Bas van Abel, et al. の日本語訳。日本語版の正式タイトルは『オープンデザイン 参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」』 田中浩也 完訳。
この本の主題は、「創造力は一人の人間のアイデアや独創性よりも、新しい洞察を促す『構造』から湧き上がる」(p.15)という、ポール・ヴァレリーの言葉に象徴されているように思える。オープンデザインのコンセプトは、ともに何か作るという「共創(コクリエイション)」と、特定の個人が必要な時に生産するという「デジタルファブリケーション」からなる(p.27)。その萌芽はすでにいたるところで見られ、豊富なビジュアルと共に紹介されている。
20世紀から来た自分は、この大きな社会変化を本当に理解できるのか、しているのか?と疑問に思った。自分だったら、数多くのかっこいいパターンや事例をダウンロードし、組み合わせただけで「自分で作った気分病」になってしまわないかが心配。一人でただただ引きこもって、誰に見せるともなく作っているのも好き。